おっさんの下らない話し

50代を超えたおっさんの雑観記事です。しょうもないことをしょうもなく語ってます。

投資のお話し

 

     

皆さんは投資に興味をお持ちですか?まれに見る低金利政策のおかげで、今や定期預金を300万以上の大口でしても、金利はわずか0.1%程度、300万円預けて、1年間の金利が3千円ではやってられなくても当然ですね。

 

そこで、政府も後押しして1億総投資社会を謳っている訳ですが(実際に言っているわけではなく、何となくあの政府だと言いそうなので)、投資にもいろいろあります。

 

まず、比較的低リスクなのは現物株投資と投資信託。各銀行、証券揃って投資信託ばやりですが、あの業界の人達は基本的に自分たちの儲けのことしか考えてないので、口車に乗らない方が身のためです。私の叔母は某証券会社に言われるがままに投資信託を買ったおかげで、なけなしの老後のお金を無駄にしましたから。

 

話しが脱線しましたが、上記2つの投資についてはかなり長期に物事を考える必要があります。気を付けなければならないのは、上場間もない会社は避けることでしょう。やはり大企業と言われる会社は株価が余り急変しませんので、放っておけばそのうちに元が取れる可能性が高いです。ただし、10年くらいのスパンで考えた方が良いですが。

 

あと代表的なのは社債でしょうか。これも潰れそうにない大企業が良いのですが、そうすると金利はそれほど高くありません。0.5%もあれば良い方でしょう。ただ売り買いができるので、満期まで待たなくてももしかするとリターンが狙えますし、満期になれば確実に金利が付きますから、その意味ではお勧めです。

         

しかし、これではあまりにあまりなので、ハイリスク・ハイリターンのものも見てみましょう。これは一般的にレバレッジというてこの原理を利用して、少ない投資額で大きなお金を動かせるもので、株式における信用取引レバレッジ3倍程度)、先物取引やFX取引(最大レバレッジは25倍)が主なものとして知られています。

 

このハイリスク・ハイリターン性を一言でいえば、半か丁かの博打レベルです。パチンコや競馬の方がまだ健全な博打と言えるでしょう。一応理論はあるんですが、正直金融工学と言われる理論は、自然科学会の理論とは違い理論と呼べるようなものではありません。何せノーベル経済学賞を取った金融工学の専門家の会社が倒産するくらいですから。

 

上記の信用、先物、FXは買いからも売りからもできます。つまり今後上がると思えば買えばいいし、下がると思えば売ればよい、ということで簡単に見えますね。では実際の動きを日経225先物でみてみましょう。

 

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これは先週の木曜日から昨日にかけての1時間ごとの先物の動きです。木曜日の朝に22,500円弱から22,700円まで約200円上がっています。特に11時から12時の1時間で急上昇してますが、それまでの2時間はほとんど動いていないだけに、何故?という感じですが、市場がどう動くかなんて誰にも予測できません。

 

さて、ここからが問題です。日経225先物の場合、SPAN証拠金と呼ばれる値段が毎週決められ、先週から今週にかけての場合、日経225先物ミニの場合は66,000円あれば投資できます。ただし、損失が出るとロスカットといって強制的に売買される場合があります。

 

なので、余裕をもって10万円を持って投資したと考えてみましょう。木曜日の11時台に上がっていると思って買いを入れたとして。100円近く上がった22,600円で買いを入れたとして見てみると、何と利益が出ていたのはその日の15時まで。その後は損失が生じてます。その日の19時台には1万円を超える損失です。

 

ちょっと分かりにくい説明だったので捕捉しますと、日経225先物ミニで1枚(先物はこの単位で売買します)売買するというのは、日経平均の百倍である226万円を売買すると言うことになります。そして、5円単位で売買が行われます。つまり、22,600円で買った場合、22,500円だと1万円の損失が出ている計算になります。

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さて、これは月曜日の5分間隔で見た日経225です。じりじりと値を下げ、9時に22,525円であったものが23時には22,125円まで下がっています。ということは、木曜日の11時過ぎに買った22,600円から3日後の23時には475円下がっていることになり、この場合、ロスカットがかかる可能性があり、34,000円以上の損失がたった3日間でなすすべもなく起きるのが先物取引の恐ろしさです。

 

もちろん、逆に21,600円で売っていれば4万円以上の利益が出ていることになります。ハイリスク・ハイリターンとはこういうことを言いますが、問題は上がるか下がるかしかないので、半か丁かしかないということです。そして上がるか下がるかは市場のみが知る、というものなのです。

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結論として、投資を考えるならばすぐに使う予定のない余裕資金を使って、長期に投資できる現物株買いや投資信託をすることです。博打が好きであれば、どこまで損を許容するかを決めて(初めから損すると考えておいた方が良いでしょう)、先物やFXでお楽しみ下さい。