おっさんの下らない話し

50代を超えたおっさんの雑観記事です。しょうもないことをしょうもなく語ってます。

伝説の洋楽ロック・アルバム・シリーズ(第1回)

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私は自分だけが認めている(他の人が認めてくれたことがないんで)洋楽ロック・ファンです。しかも、80年代終わりに就職した後はほぼ知らない、というバブル世代にありがちな人間です。さらに、60年代、70年代に活躍していたバンドの80年代の曲を知ってるっていうのが多くて、実際に80年代にデビューしたバンドは余りよく知らないんですよね。

 

でも、今や80'Sが流行ってるという時代、そうか、30年以上前の曲が流行ってるんだ、あの頃が青春だったのかなー、と感慨にふけりつつ、今回ご紹介するのは「REOスピードワゴン」の大ヒットアルバム「禁じられた夜(Hi Infidelity)」

 

正直、私はこのバンド名は知ってましたが、曲は全く知りませんでした。何故に?情報量の少なかったあの時代、洋楽ロックのテレビ番組と言えばベスト・ヒットUSA位、あとは、NHK FMのサウンド・ストリート(木、金)で渋谷陽一が紹介してる程度。なんで、名前は聞いたことあるけど、曲までは知らねーな、というのはよくある話です(多分)。

 

私がこのLP(Long Playの略、いわゆるアルバム)を最初に聞いたのは、多分兄貴の車のカーステで。私の兄は浅く広くがモットーみたいで、こういうLPを買って、カセットにダビングしてたんですねー、不思議な男です。なんせ、本国アメリカでさえ地味なバンドだったらしいです、70年代始めにデビューしていたにも関わらず。

 

それがなんと、このLPでジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」(ジョンが暗殺されたためにヒットしたLPとも言われてます。)を抜いて全米ビルボード・ホット100で堂々の第1位!結果、世界中で大ヒットし1,000万枚を超えてまいましたー。やるなー、レオ・スピードワゴン(通ぶる人間はこういう言い方をします)。

 

多分、このLPが走りなんじゃないかと思うくらい、LPからシングルカットしまくり。全10曲のアルバムから6枚のシングルを出しています。「キープ・オン・ラヴィング・ユー」「ドント・レット・ヒム・ゴー」「涙のレター」「アウト・オブ・シーズン」「テイク・イット・オン・ザ・ラン」「タフ・ガイズ」

 

うーん、あきれてものが言えないなー。こんなことしたおかげで、日本では「産業ロック」という差別的な形容までされてしまいました。でも、気持ちは分かります。全部いい曲ばっかりですもん。B面含めると曲が足りないので、最後は何を入れてたのかなー、昔のライブ・バージョンでも入れてたんでしょうか。

 

とにかくLPの曲は全てシングル盤として発売されてる勘定になります。さすがにここまでやりまくったバンドは少ないでしょうねー、なんせLP全てシングルで切り売りしてるんですから。先行シングル「キープ・オン・ラヴィング・ユー」は全米第1位を獲得。その他「テイク・イット・オン・ザ・ラン」は第5位です。

 

もう、売るよ、売るよ、儲かっちゃうよー、状態だったんでしょうね。それまで地味ーにライブ活動してきたのがいきなりスポットライト浴びちゃえば、そうなっても許してしまいます。今までの分、取り返しましょう!

 

次に出した82年発表のLP「グッド・トラブル」は全米で7位、200万枚の売り上げで、またシングル5曲、LP全部網羅かよー、てな感じで儲けまくりましたが、今聴いても感動の嵐に涙してしまう自分がいます(あ、公衆の面前では泣きません。)では、「禁じられた夜」から3曲、どうぞ。

 

youtu.be

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追記

私のつたない英語力で「キープ・オン・ラヴィング・ユー」のサビの部分を和訳すると「寝たくないんだ、ただ、君を愛し続けたいだけなんだー!!」なんですけど。うーん、幸せな人達だなー、このバンド!ちなみに「Sleep」は日本語と同じ、女性と寝ることを意味してます。深いのか深くないのか、この歌詞の部分は私には分かりません。